next up previous
: 参考文献 : 追記 : 親鸞とルター(2005年)

無知の知

自分が無知だと自覚している人が最も賢いと、ソクラテスが述べています。 この思想は「無知の知」と呼ばれています。 仏典にも同じことが書かれていました。 また、立花隆さんは、一流の研究者とは、何が何故どのくらい未知であるか 知っている人であると、現在における「無知の知」の意義を語っています。

私自身は、教育実習で教える立場に立ったときに、 自分は数学と生徒指導の勉強が足りなかったと、 「無知の知」を感じました。 また、「無知の知」は、もっと勉強しようという向上心につながります。

自分が絶対だと誤解すると、宗教戦争やカルト宗教につながります。 そこで私は、青野牧師の「聖書は絶対ではない」という思想と、 「無知の知」を自分の生き方の基礎にします。 しかし、聖書も自分もどの人間も絶対ではないならば、 何が正しくていかに生きるべきか常に考え議論する必要があるので、 絶対者に寄りかかって生きるほうが楽かもしれないとも感じます。



naota 平成20年2月12日