Helium gas tips

輸送時の注意

元栓が閉まっていることを確かめます。
キャリアーの鎖で、ボンベの脱落を防いでください。
バルブを壁にぶつけると、致命的な事故の可能性があります。

設置時の注意

かつて実験中にバルブが吹き飛んで学生が死亡する事故があったので、バルブを壁に向けて設置してください。
風船の2%ぐらいは、初期不良で、ガスを入れる時に破裂します。破裂の音が気にならない場所で作業しましょう。

開け方

まず、全部の詮を閉めてください。
内側から順番に詮を開けてください。
風船用には、レギュレーターの圧力計が0.15程度の圧力がよさそうです。

閉め方

外側から順番に詮を閉めてください。

ガスの量

2003年度の理化学研究所一般公開の際に、150気圧入っていたボンベから500個の風船にヘリウムガスを入れて、40気圧残っていました。同じ割合で 入れれば、1本のボンベで約680個の風船を作れます。

2004年度の理化学研究所一般公開では、前年度の自動弁とは異なり、紙製の弁を手作業で付ける必要があったため、作業中にガスが漏れました。そのため、 525個の風船を作って、ボンベ1本分のヘリウムをほとんど使い切りました。

最後に

もう一度、元栓確認。

補足

天然ゴム製の風船は、ゴム臭いので、長時間作業すると気持ち悪くなることがあります。風船を買ってから、ビニール袋から出して、しばらく空気にさら すとい いかもしれません。
ガスボンベの栓は、力一杯回し切らなくても、開閉できるようになっています。気合いを入れすぎないでください。力一杯回し過ぎると、栓がどちらへも回しに くくなり、現在開いているのか閉まっているのか分からないという厄介な状態になります。
糸の先に手で持つためのボール紙片が付いている場合には、その紙が重りを兼ねているので、手で持つと浮き上がるが、手を放すと紙片の重みで床に着くぐらい のガス量が、ちょうどよいようです。紙片ごと浮き上がるまでガスを入れたら、たくさん破裂してしまいました。


(C) 2003-2004 石川直太 無保証
Tips に[戻る]
石川直太のホームページに[戻る]