Linux crock tips

PC上のLinuxの時計には、ハードウェアクロックとシステムクロックがあります。ハードウェアクロックとは、マザーボードに搭載されたBIOSに管理される時計です。システムクロックとは、OSによって管理される時計です。OSが起動される時に、ハードウェアクロックの現在値が、システムクロックの初期値になります。
Windowsでは、OSの時計を合わせるとハードウェアクロックもそれに合わせられますが、Linuxでは、dateコマンドやNTP機能を使ってシステムクロックを合わせても、ハードウェアクロックは影響を受けません。そのために、システムクロックだけを合わせていると、リブートした際に誤ったハードウェアクロックの価が使われてしまいます。
Linuxのハードウェアクロックの制御には、hwclockコマンドを使います。``hwclock --systohc''によって、システムクロックの現在の価がハードウェアクロックに複写されます。

例:NTPで日時を合わせ、ハードウェアクロックにも反映させる。

/usr/sbin/ntpdate 210.130.0.1
/sbin/hwclock --systohc
注:210.130.0.1は、IIJのntpサーバーのIPアドレスです。将来に渡って運用される保証はありません。
注:理化学研究所の内部では、ntpサーバーとして、time.riken.go.jpが推奨されています。

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