AFT修羅の道

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AFT修羅の道

要約

物理セクター長が 4096 バイトの AFT HDD/SDD と、Windows 7 を組み合わせると、 Windows update をできなくなることがあるようです。 Intel 製 SATA ドライバーを更新したら、解決しました。

発端

ThinkPad の OS を Windows XP から 7 に入れ替え、 同時に HDD も交換しました。

Microsoft 【64bit】 Windows7 Professi... [ 1個 ]
HGST 0S03620 BOX [500GB]         [ 1個 ]

データを外付け HDD に保存して、内蔵 HDD を交換しました。 その際に、「xcopy」を使うと、ファイルがあるはずなのに 読み出せないという現象が起きました。 XP 側で、cygwin の tar を使ってアーカイブファイルを作り、 7 にしてから LHAplus を使って展開すると、だいたいうまくいきましたが、 「翻訳ピカイチ」のユーザー辞書だけは読み取れませんでした。

NTTドコモのデバイスドライバーに電子署名がないため、起動時に F8 を 押して、「ドライバー署名の強制を無効にする」必要がありますが、 他には問題なく動いているようでした。 (のちにドコモのデバイスドライバーが電子署名付きに更新され、解決)

Windows update 失敗

Windows update を試みると、

「現在サービスが実行されていないため、Windows Update で更新プログラムを確認できません」

とエラーになりました。 http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-windows_update/win7windows/3377d564-2426-40ff-a04c-d19c5e07e4e7 に書かれている問題に症状が似ていますが、同じ方法で解決できません。 それに、サービスは動いています。

深まる謎

コントロールパネルの「トラブルシューティング」から、 「Windows updateで問題を解決する」を選ぶと

0x8E5E0247

というエラー番号が表示されました。 これをグーグルで検索すると、多くの情報が見つかり、HDD を SSD へ 交換した際に発生する例が多いようです。

SATAドライバー更新失敗

http://ket-ffxi.at.webry.info/201301/article_3.html に書かれている方法で、Intel から SATA ドライバーをダウンロードし、 インストールを試みましたが、

このシステムは、このソフトウェアをインストールするための最低要件を満たしていません。

2007年に購入した PC が古すぎるのでしょうか?

さらに深まる謎

AFTと非AFT ハードディスク http://www.pc-master.jp/jisaku/aft-hdd.html 「SP1未適用の7ではAFTに未対応のため、 AFTのハードディスクの交換・増設では注意が必要です。 リカバリーができない、Windows Updateができない、 本来のハードディスクのパフォーマンスが引き出せない、 ハードディスクの読み書き速度が思ったように出ないということもあります。」

SP1 適用済みなのですが、SP1 を適用した後で、 再フォーマットする必要があるのでしょうか?

効果がなかった対策

PCマスターへの道 http://www.pc-master.jp/blog/soft/4089.html に、本来は AFT HDD を XP で使うための、 「Hitatchi Align Tool」 が紹介されています。Acronis 製の汎用ツールを、HGST 製 HDD のみに 対応できるようにして、無料で配布されています。

パーティション境界を修正してくれましたが、 Windows update はできませんでした。 この後に再インストールしろということでしょうか?

まさか

Norton Internet Security の副作用の可能性を疑い、 15分間無効してみましたが、だめでした。

これやー

グーグルで「thinkpad 7662b1i windows 7」を検索すると http://www.driverscape.com/manufacturers/lenovo/laptops-desktops/7662b1i/122362 というページがみつかり、そこにある Intel(R) ICH8M-E/M SATA AHCI Controller をダウンロード、unzip して、デバイスマネージャーから更新できました。

Windows update できました。

さらなる問題

テンポラリー用パーティションのアクセスコントロールがおかしくて、 混乱に輪をかけていました。

g:\Users\naota\

だけ、暗号化してアクセスコントロールしたつもりだったのですが、 何か誤ったようです。Unix / Linux ならば、「chmod」で済むのですが。

翻訳の仕事に、「翻訳ピカイチ」と「ATOK 2013」が効率的で、 病院の待合室などで作業することもあるので、 Windows 搭載ノート PC は手放せません。